裁かれた戦争犯罪 など
今日は、膨大な資料の印刷のために職場にいくつもりだったのですが、二男の昼ご飯問題と、二男が模試にいくのにカギをもっていかなかったことなどもあり、職場に行くのをやめて、家で家事と、そして資料に目をとおしたり、この『裁かれた戦争犯罪』という本を読んだりして過ごしました。少し、ゆっくり時間が過ぎるのはいいことです。たぶん、しばらくはないでしょうが。
読んだ本や資料のテーマは、かつての戦争で日本は東南アジアで何をしたのかです。やはり印象的なのは泰緬鉄道でしょうか。タイのノンブラドックからビルマのタンビュザヤまでジャングルの中の415キロにもおよぶ鉄道を日本軍は、現地の強制労働で強行しました。現地ではいまだロームシャという言葉が残っているほどです。この蛮行では1万2000~3000人の捕虜も犠牲になったといいます。力による支配を強行するため、反日と目される人々の虐殺が繰り広げられたのは共通しています。
シンガポールの小学校の教科書には以下のような記述があるのです。「占領はすべての人にとって大きな苦難であった。しかし、それはある貴重な教訓をもたらしてもくれた。……これによって日本の支配より西洋の支配の方がまだましだったが、自主独立の方がもっとすばらしいであろということを、彼らは悟ったのである」と。
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