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2005/06/27

父と暮せば

 一も二もなく、感動しました。井上ひさしさんの同名戯曲の映画化です。
 ストーリーを公式ホームページから引用すれば

盛夏の広島。昭和20年8月6日午前8時15分。突如頭上に炸裂した一発の閃光が人々の運命を襲った。
広島を「ヒロシマ」に変え、父と娘の未来を変えた。
人類史上初の原爆が投下されてから3年後の広島。図書館に勤める美津江は、愛する者たちを一瞬の閃光で失い、
自分が生き残ったことへの負い目に苦しみながら、息を殺すようにひっそりと暮している。
その彼女の前に、ある日ひとりの青年が現れた。原爆の資料集めに情熱を注ぐ木下青年に好意を示され、
美津江も一目で彼に魅かれていく。
「うちはしあわせになってはいけんのじゃ。」
自分は人を好きになったりしてはいけない。
幸せなど望んでいない…。
美津江はそんな自分の恋心を押さえつけ、黙殺しようと必死である。
美津江が恋に目覚めたとき、父の竹造(亡霊)が現れる。
頑なに恋心を否定し、幸せの一歩手前で躊躇する美津江に、父の竹造は自ら「美津江の恋の応援団長」を名乗る。
なだめ、すかし、励まし、ありとあらゆる方法で何とか娘・美津江の心を開かせようとするのだが…。

 こまつ座でも、4度舞台化されていますが、その3度目の舞台で、主人公を演じた、斉藤とも子さん(私たちの時代のアイドルの1人ですね)は、その後、独学で勉強し、大学院まで進学して、原爆小頭症の家族の生活史を調べているといいます。
 「最悪の状況下でも、人間は常に未来をみている」……それが原作者・井上ひさしの思いだとも言います。私たちも勇気をもって、平和の明日をめざさなければなりません。

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広島の原爆もの。テーマは重い。 宮沢りえはスゴい。ホントにスゴくいい。結婚してください。 父と暮せば 通常版posted with amazlet at 05.07.03バンダイビジュアル (2005... [続きを読む]

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