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2005/06/06

遺族と戦後

4303990 靖国そして遺族の戦後を取り扱ったのが本書。なかでも波田永実さんの「遺族と政治」について関心があって、読んでいます。あわせて小泉首相が靖国参拝をおこなったとき書かれた「小泉首相靖国参拝の政治過程」(『戦争責任研究』と「国家と慰霊」(『歴史評論』)も読みました。ていねいに靖国公式参拝推進派の動きを追いながら、この問題の本質が、靖国が、A級戦犯の合祀、A級戦犯の判決を「ぬれぎぬ」と主張するとともに、かつての戦争が自衛のための戦争であったと主張していることにあると主張しています。なかなか読みごたえのある論文です。

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