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2005/05/11

歴史修正主義の画期

 仕事では、インタビューの処理をすすめています。その関連でいろいろな資料に目をとおしますが、あらためて「つくる会」教科書の源流となった、歴史修正主義の画期とも言える90年代半ばから後半の2冊の本をめくってみました。1冊は、『大東亜戦争の総括』と言う本、自民党のなかにつくられた歴史・検討委員会がつくった本です。そして、もう1冊は、『歴史教科書への疑問』。これは、日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会の編。そう、中川昭一代表、安倍晋三事務局長という「会」の手によるものです。前者は、太平洋戦争と東京裁判を中心としたものですが、後者は、いわゆる従軍慰安婦問題や自虐史観をテーマにしており、より「つくる会」に近い内容です。今回、日中、日韓の問題の焦点となった教科書の問題がだれがリードしてつくりだしたのかがよくわかります。
 同時に、これらの本がつくられたのが、1995年と97年。湾岸戦争から、日米安保再定義、そしてガイドライン・周辺事態法と、日本の海外派兵の展開がすすめられ、日本が戦争ができる国に向かい時期にあたります。なるほど、現在の憲法「改正」の流れの源流となった時期でもあります。歴史認識の問題と憲法改悪問題の関係をよく物語っているようにも思えます。そういうことを感じさせてくれる2冊です。

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