9条改憲反対が多数派だ
読売が恒例の憲法意識にかんする世論調査を発表しました。今朝の新聞では、「憲法改正『賛成』二年連続六割超す」「改正論議活発化に期待」「『現憲法に限界』認識定着」という文字が踊っています。たしかに調査では、今の憲法を改正する方がよいは六〇・六%にのぼっています。もともと、読売のこの世論調査は、1つ1つの質問がきわめて、誘導的な内容となっています。だから、全体として改憲世論が高まっているように感じるのですが、よく見てみると、強調したい理念や考え方では「平和の大切さ」が六八%で断然トップにあり、平和憲法への信頼が読みとれます。そして焦点の九条については、「解釈や運用で対応するのは限界なので、憲法第九条を改正する」は四三・六%で、「これまで通り、解釈や運用で対応する」二七・六%と「憲法九条を厳格に守り、解釈や運用で対応しない」一八・一%という九条を変えないという意見の合計四五・七%より、今回の調査でも少ないのです。読売の調査でさえ、依然、九条改憲反対が多数派なのです。
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