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2005/03/09

基地の実態が教えるもの

 在日米軍の再編問題で沖縄駐留の米海兵隊部隊の移転が検討されている陸上自衛隊東富士演習場(静岡県)について、日米両政府が米軍の優先使用を認めた密約を結んでいたことが、米政府の解禁文書でわかった。これは7日の参院予算委員会で共産党の紙議員が明らかにしたものだ、ほとんど新聞にはとりあげられていないが、きわめて重大な問題だと思う。
 この演習場が米軍から日本に返還されたのは、1968年のことだ。70年代以降、米軍基地の日本返還はすすんだが、そのなかで重要な基地は、日米共同使用に切り替わる。いつでも米軍が使えると言う図式だ。しかも、今回、明らかになったのは、名目だけ日本の管理下に置くことにし、維持管理はすべて日本が負担し、実際にはほとんど米軍が使うというものだ。東富士演習場は多いときで、年270日米軍が使用しているという。
 米軍の世界的な再編で、米軍そのものが縮小しているような地域も世界ではある。しかし、日本はちがう。この点ではいささかの幻想ももつことはできない。日本はアメリカにとって、属国であり、軍事的には自由に使用するという発想がいまだ続けられているのだ。植民地的な属国=米軍基地列島日本のゆがんだ姿がそこからは浮かび上がってくる。

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