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2005/03/03

盧武鉉大統領演説をめぐって

 韓国の盧武鉉大統領演説(韓国大使館の報道資料のなかに全文が掲載されています)をめぐって、日本でもいろいろ議論がなされています。大統領の演説の中心点は、韓国自身が、「盧武鉉大統領は、火曜日(3月1日)日本に、第二次世界大戦中および韓半島の日帝支配期に、日本が犯した過ちに対し韓国国民に心からの謝罪と賠償を行うよう要請した」というように、日本の歴史的な責任を問いかける内容のものです。「私は、今再び、日本人の知性に訴えたいのです」というようの、正面から私たちに問いかけるもので、重要な演説だと私は思います。
 ところが日本日本政府の受け止めは、「国内向けのもの」というのが大勢なようです。マスコミも、あの大朝日でさえ「日韓関係 大統領演説への戸惑い」という社説をかかげたのにはちょっと驚きました。いったいどうなってしまったんでしょう。ちなみに読売新聞は「盧武鉉演説・日韓関係を阻害する発言だ」です(予想通りというか……)。
 ヨーロッパでは、ドイツのケーラー大統領ががアウシュビッツの60年を記念した式典で、一参加者として演台にはたたず「若い世代にこの人類的な犯罪を直視するように求めたい」と語った姿勢とはあまりにも対照的と感じます。歴史の継承は我々自身の問題なのです。

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