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2005/02/21

リベラル・アーツ(その1)

 私が、学生だったころ、大学には教養部というところがありました。社会科学が3つ、人文が3つ、自然科学が3つ、外国語と体育と……。大学から、このような教養課程が消えて、もう随分たつようです。
 最近、リベラル・アーツという言葉や、教養という言葉が、また、少しですが論壇でとりあげられているように思います。この問題に私が関心をもつのには、いくつかの理由があります。たとえば、若い人といっしょに学習をしていても、いろんな問題で基本的知識がなく、なかなか共通の認識をとりにくい……。もちろん、だからと言って、今の若い人が能力が低いとは思いません。また、この点は、若い人だけではなく、もう少し年齢がうえの人の場合も共通しているのですが。
 もう1つ、自分の子どもたちと話をしていても、もう1つ、2つ何事にも意欲がないことです。長男は、将来の夢をもっているようですが、大人から見ると、すぐ吹き飛びそうな感じで、それにむけてのどん欲さというのはあまり感じられません。もちろん、この問題は、教養という問題でだけでは解けないようには思いますが、やはり、自由に、自立して生きていくうえでの基礎的なものが欠けているように思います。
 これらの問題は、日本の民主主義が成熟していくことと直接、関係しているようにも思います。同時に、この間の関心事の1つである「学力」の問題とも表裏一体の関係にあるのでしょう。そんな関心から、『教養の再生のために』(加藤周一、ノーマ・フィールド、徐京植)を読み始めました。何冊か、読んでみようと思っています。感想は、また、後日。

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