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2005/02/02

学生について考える(その1)

 雑誌の仕事でも若者や学生をどう見るかは一つの大きなテーマになります。とくにこの4、5年前から、今の若い人たちには、僕らとちがうように世界(社会)が見えているのではないか、と考えるようになりました。とくに学生にとっては就職難というこれまでにない事態があります。それは、大人社会に入れないという問題でもあります。近年では、ニートとよばれる新しい問題も現れています。
 ここ数年、たくさんの研究書も出されています。私も進路指導にかかわる先生たちの研究会や、大学の研究者たちとこの問題を討論してきましたし、また、いろんな本を読みました。
 最近のベストセラーの1つに日経が出した『働くということ』という本があります。最近、かって読んでいます。財界からのこの問題の対応とでもいうのでしょうか。この本を読んでいると、学生の外にある、企業の世界では、異常なほどの競争社会が、これまでにもまして、グローバリゼイション時代のなかでより激しくなっている様がよくわかります。まさに「勝ち組」「負け組」の格差社会です。就職は、その世界で生きることをある意味では強いるわけですが、それはあまりにも非人間的でもあります。そしてその就職そのものが、想像を絶するほどの競争です(出発に元々格差のある)。こうした社会を学生はどう見ているのでしょうか。どう感じとっているのでしょうか。
 こんな社会でいいはずはないと思います。そのためにも、私たちは学生たちに対し、胸をはって、いきいきと未来を語らなければなりません。どう未来を語るのか。そのことを考えています。

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