『イラクはどこへ行くのか』
最近、『イラクはどこへ行くのか』というブックレットも読みました。いよいよ30日にイラクの選挙がおこなわれます。はたして成功するのか。報道では、4週で選挙は困難で、投票率は50%と予想されていますが。
年末に、ある中東の研究者と話をする機会があり、イラクについて、いろいろ話し合いました。彼は、イラクの今後について、シーア派の独裁的な政権がつくられざるをえないという予想でした。フセイン政権崩壊後、イラク社会の再建の紐帯の役割をはたしたのは宗教勢力です。そういった現状を無視して、外から形だけの「民主主義」を押しつけようとすると、その名の下で、シーア派の力の支配が強まらざるを得ないと言うのです、
酒井さんは、イラク国内の問題について、日本でいちばんくわしい型だけ合って、より、詳細に分析をしています。もともと、イラクは世俗社会で、宗教による対立などなかった。しかし、場当たり的なアメリカの対応のもとで、最後の事態の予測は、かの中東研究者と意見が一致しているのは興味深いと思って読みました。
さて、本当は、NHKの問題や、今日、発表された経団連の憲法問題の意見書について考えたいところです。仕事がここのところ忙しく、それはなかなかままなりません。落ち着いたところで、この問題についても考えたいところです。
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