2025/06/19

誰が「問題児」を作るのか

 今日も暑かったと、同じ書き出し。ほんと、つらいよね。

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 つらいといえば、あさから「あんぱん」がつらすぎる……。リンくん、岩男さん……。あまりにも悲しくって。

 なるほど、かわらない、誰もが同意できる普遍的な価値。それがいま求められている。そういうことをこれまで、ボクらはいろいろな試行錯誤のうえに、積み重ねてきた。胸にしみる……。

 

 今日はゲラの動かし。来月相談。来月インタビュー①の資料。それがまた、胸にずっしりくる。

 正直、ものすごい重い気持ちを引きずりながら、生きている感じ。ほんとに生きることはたいへんだ。この年になって、それをしょい込むのはだいぶつらい……。

 今日の朝日のオピニオン欄は、関テレのプロデューサー・迫川さん。

誰が「問題児」を作るのか 映画「みんなの学校」で伝えたかったこと
 障害がある子も、「問題児」とされる子も、みんなが同じ教室で過ごす。そんなドキュメンタリー映画を製作した関西テレビ放送プロデューサーの迫川緑さんは、映画の見られ方に違和感を抱いたと言います。伝えたかったこと、伝わらなかったこととは。

     ◇

排除のない教室で起きたこと
 困難を抱える人を目にした時、「支えてあげたい」と思う人は多いでしょう。様々な分野で、当事者の声を受けた支援も広がっています。一方で、私たちは「困難を生んでいるものは何か」を問い、困難を生む社会のあり方を変えようと考えることができなくなっているように感じます。

 10年ほど前、大阪市内の公立小を舞台にした「みんなの学校」というドキュメンタリー映画の製作に携わりました。伝えたかったのは、「分けない」ことでした。この学校では、障害児も「問題児」とされる子も、みんなが同じ教室で過ごしていました。他の学校では異質な存在となってしまう子であっても、排除のない教室では、子どもたちが「当たり前の存在」と受け止めます。「子どもを育む場で誰も排除されるべきではない」「誰も排除しない場こそ、誰もが安心して過ごせる場なんだ」という思いを込めました。……

 「みんなの学校」については、インクルーシブ教育にかかわって、いろいろな議論があった。だけど、映画を見たり、実際に何度か見学に行った相方に話を聞いたりして、かなりの条件整備も、自由度もあり、そのなかで、考えさせられる面もあるのはそうだろうし、一方で、専門性などをめぐっての限界などもそうだとは思う。その考えさせられる面は、やはり、よくみておきたい。

 迫川さんの次の言葉は、そのとおりだと思うけど。「気になるのは、当事者の声を数多く聞いているはずのメディアの思考が表層的で、凝り固まっていることです。例えば、フリースクールや子ども食堂を「多様な学び」「多様な居場所」と評価するだけに終始しているように感じます。不登校や貧困を生む今の社会システムに対し、「おかしい」という素朴で根源的な疑問を抱くことができなくなっているのかもしれません」と。

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2025/06/18

ショッキングなニュースが続く

 夜中、寝ているときから暑く、何度も目が覚める。いよいよ来たかあ。今年も早いよなあ。起きたら朝は、もうかなりの暑さ。

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 左は近所の夕方の写真、右は相方の研究室からの写真。見ているだけで、だいぶ違うなあ。同時刻で、だいたい12,3度違うんだもの。

 さすがに、エアコンを入れるが、なかなか部屋は冷えない。エアコン、お金かかるなあ。そういうなかで、まずは、ひたすら座談会①の原稿づくりから、一気に仕上げに。とにかく、発信してみる。そのあと、提稿作業を6本。

 

 さて、頭を切り替えて次の仕事をしなくっちゃ。だけど、暑さ負けか体がだいぶだるい。

 

 さて、問題は何をどう考えるかだ。ショッキングなニュースが続く。イスラエルのイランへの攻撃に、G7は……。先に攻撃をしかけたイスラエルの自衛権を支持する!!! ほんとうに世界はいま、どこにいるのか?

 日本の政治は、国会終盤での終盤の風景。財金委員長の解任を見ながら、今国会をふり返って見る。実は、思っている以上にいろいろな法案、いろいろなテーマが議論になった。与党少数のもとで、かちとられた変化はもちろんあるわけだけど、同時に、いまの生活困難の広がりから見ると、自公の悪政が十分歯止めがかからないで、国会の役割をはたせていないことも多いなあ。酷いことが多い。医療や選択的別姓の維新、企業・団体献金の国民、年金の立民をはじめ、思っている以上に、与党のすりよったり、取引したりする場面が多く、しかも、かなり深刻な法案で、これらの政党が賛成したりすている。そういう国会状況はよくみるべきだなあ。もちろん、小さな政党の姿もよく見る必要はある。

 小さな時間でも、しっかり、いろいろ読み込まないといけないなあ。

2025/06/17

舟を編む 〜私、辞書つくります〜

 すっかり夏モード。この暑さがいつまで続くのかなあ。早く北の国に引っ込みたい。

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 とにかく、今日は座談会①の打ち込み修正と、いろいろと追加で原稿づくりをすすめる。原稿はさらにやってくる。ほんとにがんばらないといけない。明日には、原稿化をやりあげて、仕上げにまでもっていけるだろうか?

 夜、「舟を編む」を見る。BSで一度見ているけど、すぐに引き込まれる。

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 大人気ファッション誌の編集部員・岸辺みどり。雑誌の廃刊が決まり、突如異動になった先は辞書編集部!そこは、超がつくほどの生真面目上司・馬締光也を筆頭に、くせ者ぞろい。みどりは彼らに翻弄されながらも、一冊の辞書を作るために十数年間に及ぶ時間と手間をかける根気と熱意に触発され、次第に言葉の魅力を発見、辞書編さんの仕事にのめり込んでいく。辞書「大渡海」を完成させるまでの辞書編集部員たちの奮闘物語

 池田エライザの体当たりの演技が大きいけど、心の中にうずまくぐちゃぐちゃした思い、そこからどうにか答えを探すその姿は、そのまま共感できる。わからないことの大きさにたじろぎながら。同じように感じても、主人公は若く、明日がある。こちらは、もう先は身近い。そのなかで、自分はどのようにふるまっていけばいいのか?

 わからないことの多さは、いろいろ読みながら、いっそう考える。現実に議論されていることへの不満もある。だけど、考える量が絶対的に不足していることが最大。そのことはいつも痛感するところなのだけどなあ。

2025/06/16

「研究力低下の要因」 無期転換ルール巡り、半数の国立大が回答

 去年もものすごく暑かったようだけど、ちょっと、やっぱり暑くって、バテ始めている。昨夜は高速を自転車で走っている怖い夢も見るし……。
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 朝から、体が重くって、なかなか起き上がれなかったけど、というか、昨夜は暑くって何度も目が覚めてそのせいか? という朝だったけど、なんとか職場に出かけて、今日は、座談会①の原稿づくりをすすめる。明日は、まず打ち直さないと。座談会に手がかかっていると、原稿がポツポツ届き、たまってきた。そちらの作業をすすめないと(汗

 

「研究力低下の要因」 無期転換ルール巡り、半数の国立大が回答(毎日新聞)
 研究者の有期労働契約が10年を超えれば無期雇用に転換できるルールについて、毎日新聞が全国の国立大にアンケートしたところ、日本の研究力低下の要因になっていると半数近くの大学が答えた。このルールが結果的に無期雇用への転換を阻む雇い止めにつながり、キャリアを積めない研究者を多く生み出したとされるためだ。大学の運営費削減方針も影響して大学は有期雇用を続ける体質を変えられず、研究力を支えるアカデミアの構造的な問題が浮き彫りになった。……

 運営費を削って、研究力の低下を引き起こしながら、アメリカから流出する頭脳獲得に、大規模なおカネを出すとか言い出して、もう一体、大学をどのようにしたいのだろうか? 狂っているとしか思えない。

 一方、日本学術会議の歴代会長6人は16日、日本学術会議を特殊法人化する新たな日本学術会議法が11日に成立したことを受けて、石破茂首相に対して学術会議の独立性を尊重するよう求める声明を連名で発表したそうだ。法案の修正を求める学術会議の決議に政府・与党が応じなかったことについては「心から遺憾の意を表明する」としているという(毎日新聞)。本当に一線を越えた感はあるが、ここからは政府の介入をいかに許さないかというたたかいにもなる。「諦めてはいけない」と。

2025/06/15

全米各地でトランプ氏に抗議デモ 「王はいらない」大合唱

 朝は、まだ雨だったので、草取りは中止。うれしいが、大丈夫かなあと複雑な心境。とにかく眠って、起きて、朝から座談会①の起こし・整理作業をすすめる。午前中には、団地の会議が1つ。戻って、昼食をつくって、夕方まで、ひたすら座談会①の作業をすすめる。うーん、予定より半日遅れ。明日から取り戻さないといけないなあ。余裕どころの話じゃない。ビラも来たし、ピンチピンチ。

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 さて。仕事が押しているので、夕食をつくったあと、そのまま仕事で、提稿作業1本。まだ、2本残っている。

 

 とにかく世界も日本も、何をどう理解すればいいのか、とても難しく、迷う日々。

全米各地でトランプ氏に抗議デモ 「王はいらない」大合唱(共同通信)
 【ニューヨーク、ロサンゼルス、ワシントン共同】「独裁者のようだ」。ワシントンで軍事パレードが実施された14日、全米各地で数百万人がトランプ大統領に抗議し「王はいらない」と大合唱した。不法移民摘発への抗議が続く西部ロサンゼルスにデモ対応で軍を投入し、民主主義を揺るがすトランプ氏の強硬姿勢を一斉に非難した。

 各地で高齢者や若者、移民、性的少数者(LGBTQ)など多様な人たちが政権批判の声を上げた。東部ニューヨークの中心部マンハッタンでは雨が降る中、数万人以上が自作の看板を手に集まった。イェセニア・ソダンさん(27)はトランプ氏の誕生日に合わせた軍事パレードについて「トランプ氏の自尊心を満たすためで、金の無駄だ」と怒りを込めた。……

 こういう行動の広がりはアメリカらしいが、それでもトランプの支持率は変化がないとか。イランとイスラエル、ガザ、ウクライナ……。世界はどこにむかうのか。

 日本の政治も理解がなかなか難しいのは兵庫の例だけではなく、国会の状況も見てもそう。だけどその分、世論の動向は変化も激しい。だから、がんばらないといけない。

 

 去年の今日は20度越えだったようだ。去年の今日に「マリアの賛歌」を見に行っている。

2025/06/14

しっかり、心もお休みさせないとなあ。

 今日は、なかなか起きれなかった。やっぱり疲れている? 朝からとにかく、座談会①の起こし・整理作業。考えてみたら、起こし・整理から原稿づくり。考えてみたら、起こし・整理を2・5日、原稿づくりを2・5日、仕上げを1人で、6日。分量からすると、かなりハードだなあ。厳しい日が続くなあ。ゆとりがほしい……。

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 出遅れた朝顔の種まきを先週やって、元気に目を出し始めています。うまく育てばいいなあ。

 

 いろいろ心がつぶれるような現実、事件が続くから。しっかり、心もお休みさせないとなあ。

 

2025/06/13

【ジェンダーギャップ指数】日本、2025年は世界118位で前年と同じ 政治分野は後退

 今日も引き続き暑い日。朝起き上がるのが嫌だなと思うのだけれども、だからと言って寝続けれるわけではないので、普通に起きる。

 今日から都議選。第一声を聞きに新宿へ。

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 きびしい選挙だけど、がんばらないとね。

 

 さて、職場ではまずは、修正が来たインタビュー①の打ち直しをやって、提稿作業ををすすめる。そのあとは、ひたすら、座談会①の起こし作業。途中、無性に眠くなったが……。

 

 さてさて、今日の新聞はこれ。

【ジェンダーギャップ指数】日本、2025年は世界118位で前年と同じ 政治分野は後退(朝日新聞)
 世界経済フォーラム(WEF)は6月12日、男女格差の現状を各国の統計をもとに評価した「Global Gender Gap Report」(グローバル・ジェンダーギャップ・レポート、世界男女格差報告書)の2025年版を発表した。日本のジェンダーギャップ指数は148カ国中118位で、前年(146カ国中118位)と同順位だった。政治・経済分野の改善が遅れている状況は前年までと変わっていない。報告書は、現在のペースのままでは、世界全体で完全なジェンダーパリティ(ジェンダー公正)を実現するには123年かかるとしている。
 報告書は、各国の男女格差を「経済」「教育」「健康」「政治」の4分野で評価し、国ごとのジェンダー平等の達成度を指数にしている。「0」が完全不平等、「1」が完全平等を示し、数値が大きいほどジェンダーギャップが縮小し、男女平等に近いことを意味している。2006年から公表されており、今回で19回目。

 1位は16年連続でアイスランドで、スコアは0.926となり、1カ国だけ90%を超えた。2位がフィンランド、3位がノルウェーと、上位を北欧諸国が占める状況が続く。アジアではフィリピン(20位)やバングラデシュ(24位)の順位が高かった。バングラデシュは前年の99位から大幅に順位を上げた。……

 

 G7のなかでも圧倒的な下位。この118位もそうだけど、なかでも政治のおくれ。そこで考えさせられるのが、選択的夫婦別姓の国会審議。竹田某が登場して、何を言うやら。あきれてものが言えないというの内容のものだけど、それだけで済ましてはいけない。ここまで、旧民法ののころかすである「家」制度にこだわるのか、そこにとにかく「家族」を強調する本質がある。そのことを徹底して、批判しつくさないといけないなあと痛感させられる。政治の分野のおくれの根底には、そういうイデオロギー支配というものも一側面としてあるのだと思う。

2025/06/12

那覇市議、疎開記述に誤りがあると持論 対馬丸記念館の展示に 館長「間違っていない」

 朝から体が重め。夜中から、暑さを感じて、寝苦しかった。いよいよだなあ。

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 きょうは朝から、「あんぱん」にひきこまれる。「この戦争さえなかったら」をくり返す千尋の言葉!!!ものすごく迫ってくる。

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 午前中は、先の企画の資料読みと相談電話となどなど。思ったようにはうまくいかないなあ。まあ、コツコツ考えるしかないのだけど。残りの少なさを自覚して、しっかり、しっかりというとろか。

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 さてさて、午後からは座談会①の収録。走りながらの企画なのでかなりの厳しさがあるのですが、わりあいと、気心も知れている人も少なくなく、いろいろ相談しながらなんとか収録。ここからはボクの頑張りです。

 

 タイムスは社会面で、新報は1面と社会面で。犬笛とはよく言ったもので、西田発言に誘発されて、こんな発言まで出てくる。

那覇市議、疎開記述に誤りがあると持論 対馬丸記念館の展示に 館長「間違っていない」(沖縄タイムス)
 戦時中の疎開について説明した対馬丸記念館(那覇市若狭)の展示パネルについて、那覇市議の大山孝夫氏(なは自民・みんなの協働!)が11日、「間違っている記述がある」との見方を示し「学習施設として適切でない」と持論を述べた。市議会6月定例会の一般質問で発言した。

 大山氏が問題視したのは、同館が疎開について「軍の食糧を確保し、戦闘の足手まといになる住民を戦場から退避させ、果てしなく続く戦争の次の戦力となる子どもを確保することが真の目的」などと説明した展示パネル。

 大山氏は「住民を戦場に巻き込まないということが真の目的。間違っている記述は適切でないし、疎開や避難に関する誤った見識が生まれるのではないか」と主張した。「これを見た児童生徒が兵士になるために避難するんでしょうと言われた時に、私たちは何をもって違うと説明するのか」とも述べた。……

 これに対し、沖縄国際大学非常勤講師の吉川由紀さん(!)は「戦時中の社会状況を踏まえて展示資料が出来上がった。平和憲法があって徴兵されない現代と当時の社会は違う」と指摘。吉川さんは、国は1944年6月30日に「学童疎開促進要綱」を閣議決定し、「次代の戦力を育てる」と疎開を進めたこと、県内で翌7月に開かれた臨時校長会で県の幹部同席の下、「初等科三年以上の男子は将来の大事な人的資源」と確認し、日本軍に協力するため疎開を進めたと説明している。平良次子館長は「館の展示は間違っていない」と反論。「当時のさまざまな国の方針によって疎開が進められ、生き残った人も苦しみを抱えながら戦後を生きてきたことを学んでほしい。疎開をしないでいいような世の中をつくっていくことを考えて」と、ほんとうに、県民がみんなで気づき上げてきたものをしっかり、学んでほしいと思う。

 そういう点で、朝日のオピニオン欄で、攻撃された住民目線の沖縄戦の教訓 歴史学者が読む「ひめゆり」発言」で戸邉秀明・東京経済大学教授が、西田発言の意図を読み解いているのは、一読の価値があると思う。

 

2025/06/11

教員の働き方改革 「現場を無視した議論」 教育委員会が憤る理由

 今日も蒸し暑い。結構、この季節でバテがきている。北の国にいっていると、その落差がね。

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 気分を変えて、職場で仕事に。今日は、とにかく、明日の座談会の内容の相談、そのための資料探しやその読み込み。

 午後からは、来月インタビュー①の資料読み。うーん、挑戦的なものいいにドキドキしつつ、でも圧倒的な事実を前に、息をのむ。そんな感じで読み進める。

 夜はどうしても、家事でいっぱいいっぱい。あいかわらずの余裕なしだねえ。

 

 給特法も通ってしまう。

教員の働き方改革 「現場を無視した議論」 教育委員会が憤る理由(毎日新聞)
 「教職離れ」は解消するのか――。教員給与特別措置法(給特法)が11日、改正された。公立学校教員の働き方改革の推進と処遇改善の双方を進めて教員不足を解消する狙いがある。一方で業務削減の「実行部隊」となる教育委員会からは「現場の実態を理解していない」との声も上がっており、期待通りに効果が出るかは見通せない。

 「目標を決めるのは簡単かもしれないが、現場を無視した議論がなされたように感じる」

 東北地方のある市教委の担当者は、法改正を巡る審議を経て給特法の付則に盛り込まれることになった「1カ月の残業時間を平均30時間程度に削減する」との数値目標に対し、憤りをあらわにした。

 文部科学省は2019年に月残業時間の上限を45時間とする指針を策定した。この自治体でも残業時間を45時間以内にするよう学校行事の精選や開校時間の短縮、ICT(情報通信技術)機器の活用による効率化などに取り組んできた。

 「できることはおおむねやってきたが、45時間の達成すら難しい。これ以上減らそうというのなら、(国が定める)授業の数を大幅に減らすような抜本的な取り組みが必要だ」と訴える。……

 残業の削減は言うが、現場任せ、地方任せで、それを支援する、フォローすると……。しかし、教員のもちコマを減らすこともしない、教員定数を増やすこともしない、そもそも、教員の仕事を自主的な取り組みで残業出ないとの強弁もあらためない。まともにこうした点にこたえないままの法「改正」。現場の苦難は続くし、事態はどんどんすすんでいくだけなのだが……。

2025/06/10

社会の底が抜けたような状況に、論壇誌は

 何か変な夢をまた見ます。団地から始まって、仕事関係、それから、相方さんと○○にいるシーンも……。朝から、ムシムシ。この蒸し暑さに体はまいるなあ。

 団地の大規模改修がなかなかスムーズにすすまないかもって感じがするから。もともと、意見が分かれているのは事実だけど、きちんと粘り強く議論する姿勢が、いろいろ欠けていて。対立を煽る人がそうだし……。それが気が重い。

 ANAがタイムセールなので、9月、10月の釧路行きのチケットを取る。いちばんほしいのはなかなか取れないけど、とにかく安いチケットは確保。往復で17000円ぐらいか。もう少し、楽に、釧路に行く方法を考えないと。荷物ももっていくのを少なくする方法。やっぱ仕事道具がねえ、これはどうにもならないのかなあ。仕事の仕方も工夫しないとなあ。

 今日は会議もあるので、企画をじっくり考えなおす。ここ数日のメールのやりとりが、やっと功を奏して、3つぐらいは前に進む。まだまだだけどね。いろいろ勉強しないといけないのだけれども。

 でもでも、悲しいことが多いからねえ。さきほども団地のことを言ったけど、各方面でいろいろと。

 そうそう、職場のPCのトラブルもいろいろ解決をはかるが、なかなかうまくいかないものなのです。

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 学術会議法案、参院委員会で可決……。いよいよ一線を越える。うーん、すでに学問の軍事化は勢いをましているだけになあ。

 大学のほうは……。

 

国立大も定員見直し「避けられず」 私大の公立化、慎重検討を 文科白書案(時事通信)
 文部科学省が7月にも公表する2024年度文部科学白書案の全容が9日、判明した。

 18歳人口が大幅に減少する中、国立大の学士課程の定員規模を見直すことは「避けることができない」と指摘。私立大も同様に、定員見直しは「不可避」と明記した。地方私大の公立化は「安易な設置は避ける必要がある」として、慎重な検討を求めた。

 白書案は、急速な少子化が進行する中、国公私立といった設置者別の役割や機能を踏まえるよう提起。国立大は、大学院の強化・充実のほか、高等教育へのアクセス確保の観点も踏まえ、定員の在り方を検討する必要性を挙げた。私大の公立化では、地域の人材需要や将来の運営見通しに関する「十分な吟味」を求めた。

 高等教育の規模の適正化推進に当たっては、設置計画の履行が不十分な場合の私学助成の減額や不交付を含め「厳格な設置認可審査へ転換する」との姿勢も示した。……

 安易に、適正化という言葉を使うが、適正化とな何なんだろうか?そもそも、底上げすることを放棄し、お得意の「集約化」を図るというのか、広いすそ野のない学術研究は、それでうまくいかないのは、だれだってわかろうというもの。公立化は、世界的に見ても異常な私学依存からの脱却の好機だというのに……。

 

 こんな社会の底が抜けたような状況に、論壇誌は、民主主義と国民意識に焦点をあわせる。地平に世界、中公でさえ角度は違うが共通した問題意識は感じる。

 世界の伊藤さんはあいかわらずおもしろい。財務省解体デモを、弱者のネオリベラリズムに乗れなかった人と説く。地平の能條さん、若者のが新自由主義にとらわれるのは、内面化というより、社会の構造そのものにあるとする。なかなか興味深い、学ばされる内容。なかなかうちでは扱いづらいテーマだけに、刺激をうける。選挙が近いだけにいろいろ考える。もちろん、ではその答えは必ずしも明確ではない。でも、希望のありか、エネルギーのありかを、しっかりヒントをもらいなかが探さないとなあ。こういう面でも、何か、負けないような視点で、企画化できないものだろうかなあ。

 

2025/06/09

前衛7月号ができています。

 午前中は、通院。体重が2KGほど減っていたのはなぜ? あとは、資料読み、短い原稿書き、電話などで、企画の調整や相談。来月以降の原稿の相談メールを数本。あとは頼まれ仕事をやる。

 

 結構、蒸し暑さはこたえる。昨夜は寝苦しかったし。ここから、どんどんしんどくなるのかなあ。

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 お昼に、沖縄県の米軍嘉手納基地に隣接する嘉手納弾薬庫地区にある不発弾保管庫で保管していた不発弾の状態を確認中に爆発、自衛隊員4人がやけどなどのけがをしたというニュースが。自衛隊と米軍の共同使用区域で、保管する場所があったようだけど、弾薬庫の近くでの爆発はやはり怖い!というか危険すぎる。いったいどういう状態なのか。まだまだ、沖縄での不発弾の処理は続いているだけに、ありようがどうなのかは気になる。住民に被害はなく、自衛隊員もいずれも命に別条はなく、右腕と左ほほに擦り傷だとか、左手にやけどを負った等で、重症ではなかったようで、それは不幸中の幸い。
 さて、前衛7月号ができています。
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 ボクの担当は、まずがSTOP!大軍拡。竹内論文では、この3年間の予算での大軍拡の到達点を明らかに。本予算(防衛省とそれ以外)と補正での積み増し、それがいかに国民生活を圧迫すると同時に、将来にもつけを回している。そして、日米の軍事産業を潤しているのか、対米従属の仕組みも含め明らかにする。小沢論文は、憲法学から見た大軍拡予算。そもそも、民主的な、立憲的な財政のあり方からみてどうなのか。防衛財政確保法なるものが、そこからどれだけ逸脱しているのか。あまり、議論されてこなかった点だけに、貴重な議論。ある人がこれを読んで、なぜ、菅さんは小沢さんを学術会議の会員にしなかったのかがわかると、彼は小沢さんが怖いのだと。なるほどなあ。吉田論文は、小田実の難死の思想から、大軍拡を考える。戦争がもらたす理不尽な死。いまの朝ドラを見ていても、そう思うところ。それが今目の前まできている、そして、他国にもそれを押しつける。そして、4本目の秋林インタビューでは、ジェンダー視点から見た戦争を。フェミニズム平和学とはないか、平和なくしてジェンダー平等はないということと同時に、ジェンダー平等なしに平和はないという力強い議論は、ぜひ、読んでみてほしい。
 戦後80年は、沖縄戦。県史や、地域史にかかわる吉川さんに聞いた。ちょうど同時的に、西田発言があり、沖縄県民の戦後のなかでの、沖縄戦の記憶のとりくみが何をつくってきているのかという視点から、発言批判もしてもらった。「軍隊は住民を守らない」その強い思いがどうつくられてきているのか。しっかり読んでほしい。
 そして、大学・学問の危機打開の展望を語るシンポジウム。本田、光本、丹羽、山添と、豪華でかつ、最前線にいる人たちによるシンポだけに、読み応え十分。おりしも、学術会議法案の審議中。しかも、大学でおこっていること、とりわけ、私学の危機的状況の報告は、認識を改めさせられる。ほんとうに、岐路にある大学と学問。これも、必読でしょう。
 ボクが先月、大変疲れた理由です(苦笑)。

2025/06/08

「取り残された遺骨 〜長生炭鉱 返還を目指す市民の活動〜」

 久しぶりに朝、目が覚めず、寝坊。やっぱり疲れているんだなあ。適度に運動すれば健康な暮らしができるかなあ。

 起きた後、たっぷり掃除。なかなか、掃除をする時間がないからねえ。ベランダの花の入れ替えもあるていどしたので、半日近くかかった。

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 仕事の方は、とにかく今日は資料読み。体も、頭もだるいなあ。まだまだ疲れが取れない。

 夕方、買い物の前に、ビラを230枚。

 掃除をしながらテレビをチラチラ。日曜討論は介護。うーん、政府の委員さんのいうことは、事業所の大規模化。人相手の仕事は、地域性や個別性というのも大事で、なんか、自然を相手にする農業・コメ問題と同じような議論をするのだなあ。うーん、この間、農業にしても、今日の朝の介護にしても、この医療もそうだけど、新自由主義の再構築の動きが活発。これは、新自由主義的な「野党」が増え、与党が過半数割れしたこととも無関係ではないだろうな。深刻な現状(崩壊)を逆手にとって。取り上げられる個々の取り組みは下からの模索という面もあり、すべては否定できないのだるけど、それを上からもってこようとするのだからまったく様相が変わる。教育も同じように大規模化、Ai化、民営化にすすんでいくのかなあ。

 

 先月、ローカルでやっていた放送をyoutubeでみた。「取り残された遺骨 〜長生炭鉱 返還を目指す市民の活動〜」

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戦時中の1942年、山口県宇部市の長生炭鉱で水没事故が起きた。183人が犠牲になり、遺骨は今も眠る。多くが朝鮮半島出身者だった。市民団体・長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会は、2024年、坑道の入り口を掘り起こし、潜水で遺骨までたどり着けないか調査を始めた。遺族に寄り添いながら、遺骨返還を目指して活動を進める市民を追った。

 結構、メディアでとりあげられてるから、うちは、長生炭坑ではなく、浮島丸を企画化したけど。いよいよ、政府も変わってきて、調査も山場を迎えるだけに、何かしら考えないといけないかなあ。後発企画で読みごたえを出すには知恵がいるなあ。

 しかし、番組は市民の運動を追っていたが、それは胸を打つ。市民の粘り強い努力が、韓国の交流につながり……。ふと、朱鞠内を思いあしていたら、殿平さんも、新しい博物館も出てきた!

 番組のなかで、ちらっと、うちの新聞のM記者が映っていた!

2025/06/07

「『慰安婦』問題と日本社会」

 今日は早朝仕事スタート。汗がじんわりとという天候です。

 あじさいの花がきれいです。

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 帰って、二度寝をしようかと思ったけど、うまくいかず、天気がよくなりそうだったので、洗濯機を2回回して、シーツまで洗う。掃除機も稼働。

 午前中は資料を読みながらウトウト。蒸し暑さに体が順応しない。だるいなあ、午後はボケーっとしたいなあと思ったけど、思い直して予定通り、講演を聞きに。

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 吉川さんも御年84歳かあ。題して「『慰安婦』問題と日本社会」。河野談話からはじまって、日本人「慰安婦」にこだわることになった経過をわかりやすく、縦横無尽に話される。講演を聞いてあらためていろいろ考えたことはある。性暴力ということを、ほんとうに今問われるべき視点の到達点からしっかり考えることの大事さ。日本人「慰安婦」にこだわることは大事だ、と同時に、逆から見たらどうなのかとふと思ったり。植民地支配の視点からみたら……。まだまだ、解明したり、知る必要のあることが多いんだろうなあ。日本人「慰安婦」の戦後の苦労などの含め、日本社会のおける視点というもの闇というか、その重さも考えさせられる。

 

 夕方の週一仕事のあと買い物、夕食づくりをへて、夜は団地の会議。周辺のお手伝い。しかし、よく知っている人がなくなっていたり、入院していたり、高齢化の進行はものすごいことになっている。地域のいろいろなことが維持できなくなっていくような感じがする。どうなるのかなあ。

 

 しかし、時はどんどんすすんでいく。季節は変わっていく。

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2025/06/06

平和教育「とても有意義」「良かった」が過去最高88・1% 基地への抵抗感はやや薄れ アンケート と 自民・西田議員の「ひめゆり」発言、生徒の8割が知らず 沖縄県立豊見城高 平和学習講師「戦後史を学ぼう」

 ふー。今日は、朝から北の国のアパートの掃除をしっかりして、あとはいろいろ資料読み、そして頼まれ仕事をいろいろ考える。昼には、さわやかな北の国から

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関東へ。職場を空から眺める。

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 こちらでは、早速、座談会①の設定。まだまだ進まない。うまくいきますように。

 

 こっちに戻ってくると、いろいろ仕事のうえでも(政治の現実のうえでも)、私的にも厳しい現実に引き戻される感。ググっと、体が緊張する。

平和教育「とても有意義」「良かった」が過去最高88・1% 基地への抵抗感はやや薄れ アンケート(琉球新報)
 沖縄歴史教育研究会は4日、2025年度の「平和教育に関する高校生アンケート」の結果を公表した。戦後80年で平和への意識が高まっていることなどにより、「平和教育についてどう思うか」の設問は「とても有意義」「良かった」という肯定的な回答が88・1%で過去最高を更新した。「沖縄戦を学ぶことをどう思うか」の設問は「とても大切」「大切」が94・8%で過去2番目に高い結果が出た。

 平和教育や沖縄戦の学習に意義を感じているとの回答が大半を占めた一方で、沖縄にある米軍専用施設の割合について全国の「約70%」と正しく答えられたのは47・3%で半数を割り、20年度の前回調査から正答率が15ポイント低下した。米軍基地の存在をどう感じるかを問う設問では、抵抗感の薄れが読み取れる部分もあった。……

 沖縄の平和教育の分厚さを感じる一方で、現実に近い部分は、なかなか難しさがあるのだと思う。複雑な若者の意識も形成されるんだろうと思う。

自民・西田議員の「ひめゆり」発言、生徒の8割が知らず 沖縄県立豊見城高 平和学習講師「戦後史を学ぼう」(沖縄タイムス)
 沖縄県立豊見城高校(仲地範禮校長)で5日、慰霊の日を前にした講話会があった。事前の全校生徒アンケート結果が発表され、自民党の西田昌司参院議員によるひめゆりの塔に関する発言が話題になっていることを「まったくわからない」「あまり知らない」生徒が計79・8%に上った。

 アンケートは平和学習講師の仲本和さん(25)が実施し、760人が回答した。「国防政策は政府に決定権があるので個人の意見は関係ないと思うか」との問いに「そう思わない」「あまりそう思わない」との回答が東京の生徒で計73・7%だったのに対し、同校では計23・9%にとどまった。……

 平和意識の強さの裏側に、現実の影響がこれだけ色濃くは影を落としている。さらに言えば「アンケートではこの他、「国際情勢が悪化する中、どのように平和を維持するか」も聞いた。同校では「外交」53・3%、「抑止力」37・0%、「敵基地攻撃能力」9・7%の順だったが、米軍基地が集中する中部の高校では「抑止力」42・7%、「外交」38・2%、「敵基地攻撃能力」19・1%となり、結果に差が出た」と、基地の街の厳しさは尋常ではないのだと。

 それだけに、大人の責任、大人がやるべきこと、そして、若者を信じて、しっかり見守ることなど、いろいろ考えさせられる。

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